Chancellor's Message
理事長ご挨拶
これからも各国の発展に
貢献できる人財を支援し続けます
西村奨学財団は、株式会社マンダム第三代目社長西村育雄が、東南アジア・東アジアを初めて旅して以来、ビジネスチャンスを感じ、アジアの人・風土・文化・歴史に魅せられ現地業界の人々をはじめとした交流の輪を広げ、今日につながる海外ビジネスの基盤を構築いたしました。
人生の最も充実した時期の多くを過ごしたアジア各国への思い入れは深く、アジアの若い人々に日本との交流を深め、日本の人・風土・文化・歴史・味覚などを知り、学んで頂く機会を提供する事で、知日家であり且つ各国の発展に貢献できる人財育成に少しでもお役に立てれば幸せと考え、1999年に西村留学生奨学財団として設立致しました。
2010年には公益財団法人西村奨学財団となり、2020年には、同じアジアの日本において、健康で学力優秀にも拘らず経済的に就学困難な日本人学生に対し、返還義務を課すことの無い奨学金給付による支援を始めました。これはアジアからの留学生と共にアジア各国と日本の懸け橋となる人財育成を願ってのものであります。
今年で26年を迎え、採用した奨学生は、留学生が20ヶ国812名、日本人学生は78名となり、奨学生は合わせて21ヶ国890名になりました。
皆さんもご承知の通り、世界の中でもアジアは非常に多様性に富んだ地域です。
国際交流を通じて様々な違いを受容して、そして理解を深めていく。それは当財団にとっても大きな目的の一つであります。
日本人奨学生の方にとっては、海外からの留学生の皆さんと懇親を深める良い機会としバックグランドの違う人たちとの交流を通じ、お互いの理解を深めて頂きたい。
今まで多くの留学生の方々を受入れて参りましたが、皆さん非常にThink Positive、凄く前向きな方ばかりです。恐らく日本の学生の皆さんはそういう前向きな姿勢に刺激を受けられる事と思います。
ますますグローバル化が進展する中、同じアジアに生きる日本にとってもアジア各国との交流を深めていく事は大変有意義であり、設立趣意に沿った長期視点に立った財団運営を進めて行く所存です。
皆様方におかれましてはこれまでにも増してより一層のご指導、ご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
公益財団法人 西村奨学財団
理事長 西村 元延